微小形状の全周囲3次元画像計測及びデータ活用に関する研究

更新日: 2022年3月17日
 

 現在,ものづくりの開発現場・生産現場では,3次元画像計測が普及してきている。しかしながら,微小形状の3次元画像計測は,現状,1方向から計測した3次元画像計測,いわゆる2.5次元が主流であり,全周囲の3次元画像計測には,対応できていない。そこで,本研究では,全周囲の3次元画像計測データを生成する方法,及び,それらのデータの活用方法についての検討を行った。

 前者については,微小形状を複数方向から計測し,位置合わせすることにより,全周囲の3次元形状データを生成する方法の検討を行い,16方向計測時に±20μm程度の測定精度が得られることを確認した。後者については,微小金属部品を題材として形状検査や曲面データ生成への活用例を示した。