所長挨拶

更新日: 2023年5月8日
 

日頃より県内企業の皆様には、宮城県産業技術総合センターの業務につきまして、多大なるご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

弊所は、「新・宮城の将来ビジョン」に掲げる「富県宮城を支える県内産業の持続的な成長」の実現に向け、質の高い技術的支援サービスの提供を業務の柱として、各種技術相談や試験分析、施設・機器の開放等の「技術支援」、研修開催を通じて社内人材のスキルアップを支援する「人材育成」、地域産業の振興に資する先導的な技術や知見を見出す「研究開発」などの事業を実施しております。

また、試験研究成果の技術移転や産学官連携活動の推進、企業様との技術交流会や研究会活動、知的財産の活用推進にも積極的に取り組んでおります。

急速な技術変革、製造現場における人手不足等の課題に直面する中、センターの進むべき方向を示した第4期事業推進構想(2019~2023年度)では、県内ものづくり企業への支援姿勢として「先回り支援」、「寄り添う支援」、「繰り返し支援」の3つを掲げ、企業様のニーズと最新の技術動向を踏まえた丁寧な支援による、企業の魅力度向上を目指しています。

令和5年度は、第4期事業推進構想の最終年度となります。より一層地域の視点を大切にし、3つの支援姿勢を全職員が徹底することで、県内企業の発展に貢献して参りたいと考えております。

また、令和6年度に本格運用が開始される次世代放射光施設(ナノテラス)の県内企業の利用促進に向け、センター内に「放射光施設利用推進チーム」を立ち上げ、県内企業が国内の既存放射光施設で行う実地研修を職員がサポートする体制を強化いたしました。引き続き、施設利用による成果の発表などを通じて、普及啓発や人材育成を進めてまいります。

県内企業の皆様には、弊所の各種事業やサービスをこれまで以上に御活用いただき、新製品開発や品質向上、コストダウン、社内人材の育成等の経営課題の解決の一助としていただければ幸いです。

宮城県産業技術総合センター
所長  伊藤 正弘