「10年後の自社を考える構想セミナー 〜地域企業は、何を変え、何を残すべきか〜」開催報告

更新日: 2026年8月4日
 

2026年7月30日(木)、dezanin(デザニン)代表の高橋 雄一郎 氏を講師に迎え、「10年後の自社を考える構想セミナー 〜地域企業は、何を変え、何を残すべきか〜」を開催いたしました。当日は多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。今回のセミナーでは、「10年後、自社が何によって選ばれる存在であり続けるか」をテーマに、自社の目に見えない強みや価値の再発見と、その伝え方について、ワークシートを用いて学びました。

セミナーで学んだ主なポイント

「今」を判断するために「10年後」を考える

自社が10年後に顧客や地域から「何で選ばれているのか」「何が価値となっているのか」を逆算して考えることの重要性を学びました。単なる価格やスペック(製品の性能など)だけが自社の強みではなく、決算書には載らない会社を支える資産(固有の技術力、築いてきた信頼、地域における役割、歴史など)にも目を向けることが必要であると講師の高橋氏は解説してくれました。

見えない価値の「言語化・発信」プロセス

多くの企業は、自社の強みに「気づいていない」「言葉にしていない」「共有していない」「発信していない」「スペックでしか語っていない」という状態に陥りがちです。自社の価値を明確にして伝えるためには、【発見】→【整理】→【言語化】→【発信】→【活用】という5つのステップを通して、まずは自分自身を再認識する必要があります。

「失ったら困る価値」と企業の根幹(木のモデル)

高橋氏からは、企業を「樹木」に例えた解説がありました。
地上に見える枝葉や幹は「設備・製品・価格・売上など(数値で表せるもの)」を指します。一方で、地中に広がる根の部分は「外からは買えないもの」や「失うと困る価値」を表しています。この目に見えない「根」の部分をしっかりと引き継ぎ、継承していくことこそが、企業の付加価値を高める鍵となります。

「本質は残す」が、「伝え方は変える」

守るべき自社の本質や価値はしっかりと維持しながらも、時代や相手に応じた「伝え方」に変えていくことが求められます。例えば、「納期を守る」という企業理念を相手に納得してもらうためには、精神論だけでなく、ソフト・ハード両面で「納期を守る仕組みが構築されていること」まで具体的に発信していくことが重要であると、高橋氏は解説してくれました。

まとめ

今回のセミナーでは、技術や設備といった目に見える強みだけでなく、企業の「根」にある理念や文化、見えないこだわりを可視化・言語化する重要性が共有されました。
参加事業者が自社の真の価値を再発見し、発信・継承していくための有益な気づきの場となりました。

関連情報

※秘密保持のため一部画像を加工しています。