環境試験装置の開放利用の御案内

更新日: 2023年4月4日
 

機械電子情報技術部 電子応用技術開発班 / デバイス技術開発班

 複合環境試験装置(振動試験装置+複合環境試験用恒温槽),衝撃試験機,温度湿度が制御できる恒温槽,熱衝撃試験機が設置されています。

機器の名称と主な用途

  1. 複合環境試験装置(振動試験装置+複合環境試験用恒温槽) 主な用途:部品・機器,包装貨物の振動試験,衝撃試験,温度管理を伴う振動試験(複合環境試験)
  2. 衝撃試験機 主な用途:電子部品,小型の機器を対象としたMIL,JIS,IEC等の衝撃波形(正弦半波パルス)印加を行う試験。
  3. 超低温恒温恒湿槽 主な用途:電子部品の品質評価試験。低温耐寒性試験,高温耐熱性試験,温湿度サイクル試験(槽内気温を数分で変える必要がある場合は熱衝撃試験機を御利用ください。)など。
  4. 熱衝撃試験機 主な用途:電子部品,機器の気相熱衝撃試験(温度サイクル試験と呼ばれる事もあります。)

機器の御利用について

  1. 御使用される場合,所定の手続きが必要となります。
  2. 施設等使用条件」のもと,御使用できます。
  3. 利用フロー
    1. 技術相談にて試験仕様,供試体仕様などについてお打合せを行ってください。
    2. 予約:使用したい施設,機器及び日程・利用時間の予約を行って下さい。
    3.  申請書(全て申請書は押印が必要です。)のご提出と料金のお支払いを済ませてからの御利用となります。
      1. 施設等開放事業の場合⇒ 施設等使用申請書・報告書(報告書への押印もお忘れないようお願いします。):記入例
      2. 技術改善支援事業の場合⇒ 研究員技術的支援依頼書記入例
      3. 料金を後納する場合⇒ 後納申請書(機器開放の延長の場合はさらに1通必要となります。予備の用意をお奨めします。):記入例

実施可能な環境試験

以下の規格試験に使用できます。
ただし,供試品の寸法と重量,試験仕様(加速度,振動数,温度範囲,温度変化速度など)による制限があります。詳細な試験の可否は御相談下さい。

  • JISC60068-2-1 環境試験方法-電気・電子-第2-1部:低温(耐寒性)試験方法(試験記号:A)
  • JISC60068-2-2 環境試験方法-電気・電子-第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B)
  • JISC60068-2-6 環境試験方法-電気・電子-第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
  • JISC60068-2-14 環境試験方法-電気・電子-第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N):Nc 液相は除く
  • JISC60068-2-27 環境試験方法-電気・電子-第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
  • JISC60068-2-30 環境試験方法-電気・電子-第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試験方法(試験記号:Db)
  • JISC60068-2-38 環境試験方法-電気・電子-第2-38部:温湿度組合せ(サイクル)試験方法(試験記号:Z/AD)
  • JISC60068-2-53 環境試験方法-電気・電子-第2-53部:耐候性(温度・湿度)と動的(振動・衝撃)との複合試験及び指針
  • JISC60068-2-57 環境試験方法-電気・電子-第2-57部:時刻歴及びサインビート振動試験方法(試験記号:Ff)
  • JISC60068-2-64 環境試験方法-電気・電子-第2-64部:広帯域ランダム振動試験方法及び指針(試験記号:Fh)
  • JISC60068-2-78 環境試験方法-電気・電子-第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
  • JISC60068-2-80 環境試験方法-電気・電子-第2-80部:混合モード振動試験方法(試験記号:Fi)
  • JISC60068-2-81 環境試験方法-電気・電子-第2-81部:衝撃応答スペクトル合成による衝撃試験方法
  • JIS D 1601 自動車部品振動試験方法
  • JIS E 3014 鉄道信号保安部品 振動試験方法
  • JIS E 4031 鉄道車両部品 振動試験方法
  • JIS Z 0200 包装貨物 評価試験方法通則:ただし,振動試験に限定。
  • JIS Z 0232 包装貨物 振動試験方法

【出来ない試験の例】

  • JISC60068-2-7 環境試験方法-電気・電子-加速度(定常)試験方法
  • JISC60068-2-11 環境試験方法(電気・電子)塩水噴霧試験方法
  • JISC60068-2-13 環境試験方法(電気・電子)減圧試験方法
  • JISC60068-2-14 環境試験方法-電気・電子-第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)のうちNc(二液槽温度急変試験)
  • JISC60068-2-18 環境試験方法-電気・電子-第2-18部:耐水性試験及び指針
  • JISC60068-2-31 環境試験方法-電気・電子-第2-31部:落下試験及び転倒試験方法(試験記号:Ec)
  • JISC60068-2-65 環境試験方法-電気・電子-第2-65部:音響振動(試験記号:Fg)
  • JISC60068-2-66 環境試験方法-電気・電子-高温高湿,定常(不飽和加圧水蒸気)
  • JISC60068-2-68 環境試験方法-電気・電子-砂じん(塵)試験
  • JISC60068-2-85 環境試験方法-電気・電子-第2-85部:長時間時刻歴再現振動試験方法(試験記号:Fj)
  • JISC60068-3-3 環境試験方法-電気・電子-機器の耐震試験方法の指針

お問い合わせ先

宮城県産業技術総合センター 機械電子情報技術部 電子応用技術開発班(振動試験・衝撃試験)/デバイス技術開発班(恒温槽・熱衝撃試験機)
TEL:022-377-8700
相談受付フォーム
E-mail: shindou@mit.pref.miyagi.jp
このメールに送信した後、2開庁日以内に返答がない場合は、技術相談フォームからお問い合わせください。