マルチマテリアルを支える異種接合界面の評価技術に関する検討

更新日: 2022年5月9日
 

 近年,自動車,航空機等の輸送機器の燃費向上や,スマートフォンをはじめとする電子機器類の携帯性向上のため,部品の小型軽量化が求められている。その手段として,部材の樹脂-金属複合化が検討されている。特に接着剤や締結部材を用いない直接接合は,さらなる部品の軽量化,低コスト化,信頼性向上の有力な手段として開発が進められている。
 本研究は,地域企業が開発した接合技術「レザリッジ」において,接合強度,耐久性及び気密性に影響すると考えられる溶融樹脂と金属の濡れ性評価を目的としたものであり,金属表面での溶融樹脂の接触角測定装置の作製と評価について報告する。