2025年11月11日(火)~12日(水)に、高度技術者養成研修 商品企画コース「生成AIで進化する商品開発研修」を開催しました。
本研修では、講師に dezanin の髙橋雄一郎氏をお招きし、生成AIを活用した商品開発の進め方についてグループワークと個人ワークで学んでいきました。
研修の前半では、マーケットイン手法の考え方と、生成AIの基本的な使い方についての講義がおこなわれました。髙橋氏から、生成AIを単なるアイデア出しの道具として利用するのではなく、情報の要約やトレンドの抽出、顧客像の整理などに活用する方法をご紹介頂きました。
研修1日目は、「宮城の海産物資源の新展開」という共通テーマが与えられ、各グループごとに課題に取り組みました。まず、生成AIを活用して市場トレンドを収集し、次に潜在的なターゲット層を複数のペルソナとして具体化していきました。その後、得られた情報を組み合わせ、顧客が価値を感じる要素を導き出し、商品やサービスの方向性へとつなげていく流れを実際に体験しました。


研修2日目は、自社が抱える課題を整理し、アイデア出しのテーマを絞り出すところから、個人ワークで取り組みました。1日目に学んだ内容を基に、ペルソナ設定や提供価値、販売導線、価格レンジなどの商品設計の要点を整理し、それらが顧客にどう伝わるかを意識しながら、生成AIを活用して商品イメージや商品紹介文案などを作成していきました。髙橋氏が実際の業務でも使用しているプロンプトを紹介する場面が何度もあり、受講者にとって大きな学びとなったようです。
検討した内容は、それぞれ「商品設計書」と「販促素案」としてまとめられ、研修の最後には1人ずつ商品・サービスアイデアのプレゼンテーションをおこないました。受講生同士のコメントも活発に交わされ、他社では思いつかない視点や販路の発想など、多くの刺激に触れられる時間となり、とても充実した研修になりました。


研修で習得する内容は、新商品開発や新規事業立案など幅広く活用できます。企画・開発担当者は勿論、新規採用職員の人材育成研修としてもお勧めの内容です。
次年度も開催予定ですので、是非、WEBサイトやメールマガジン「ITIMオンライン」等で情報をチェックしてください。
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