技術セミナー

更新日: 2021年8月31日
 

宮城県産業技術総合センターでは、最新の技術情報を半日~1日程度の講義を通して提供する技術セミナーを開催しています。主に自動車関連産業、分析技術、品質管理、EMC、三次元設計、デジタルエンジニアリング等のトピックスを取り上げ実施しています。

令和2年度の技術セミナー一覧

組込みシステム

ブラシレスモータ制御技術セミナー

 自動車,産業機器,ロボット,家電等の分野で,駆動部の小型化や性能の点から永久磁石同期(ブラシレス)モータの利用が増えています。ブラシレスモータはロータ位置をセンサで検出するか,または推定しながら起動,定速回転,位置決めをしなければなりません。そのためマイコンによる制御が一般的です。
 今回,ブラシレスモータ制御技術に関するセミナーを実施いたします。本セミナーでは,モータを活用した製品を制御する上で中心的な役割を担うモータ制御用マイコンの活用方法およびプログラミング手順を解説します。

IoT関連セミナー

 これからIoTに取り組む方を対象にIoTの2大要素である「センシング」と「AI」についてのオンラインセミナーを開催いたします。
 「センシング」のパートでは,センサのインタフェースに必須のA/D変換とシリアル通信(UART,I2C)の使い方を解説します。
 「AI」のパートでは,AIを組込み機器に導入する方法について解説します。

Armコア・プロセッサセミナー

 制御用のワンチップマイコンから情報処理用のハイエンドプロセッサまで,組込みシステムではArmアーキテクチャが広く普及しています。アーキテクチャが一貫していて学習効果が高いことから,ソフトウェアの開発効率や再利用性の点で有利です。
 本セミナーでは,Armファミリーの中でも高性能タイプであるArmv8-A(AArch64)のアーキテクチャの概要から例外モデル,メモリモデルまでをご紹介いたします。

IoT向け無線セミナー

 現在,近距離無線通信Bluetooth LE(Low Energy)はパソコンや情報端末だけでなく,様々なデバイスで広く使われ,その省電力性からIoT分野でも注目されています。
 本セミナーではルネサス エレクトロニクス株式会社の無線デバイスを題材にBluetooth LEの接続,通信方法に加えてビーコンを用いた応用例を解説いたします。

AIを用いた画像処理

 宮城県産業技術総合センターでは,簡単な操作でAI・ルールベースの画像処理ソフトを作成することのできる「画像処理開発ソフトウェアAdaptive Vision(アダプティブビジョン)」を昨年度に導入いたしました。

ソフトウェアテスト 〜ソフトウェアテスト設計の基本〜

 ソフトウェアテストの代表的な設計技法を学習します。
 本セミナーでは,対象ソフトウェアの特性に応じた効果的なテストを実施するためのテスト設計のポイントを学びます。
 ソフトウェアテストの意図,切り口,実施時期,内容を適切に設計できるようになることを目標とします。

マイコン入門

 組込みソフトウェア開発初心者の方を対象にマイコン・アーキテクチャ(内部構造)について学習します。マイコンの動作原理の理解に主眼をおき,じっくりと実習に取り組んでいただきます。

技術セミナー

自動車業界のFMEA ~国際的に通用する品質管理のポイント~

 自動車業界のFMEAにフォーカスし、その歴史や国際規格、最新のIATF 16949の要求事項や規格に対応するためのポイントをご説明し、IATF16949で採用されているAIAG/VDA FMEAに準拠したFMEAソフトウェアを使用した効果的な対応方法についてご紹介いたします。

エンジニアリングプラスチック3Dプリンター活用ウェビナー “エンプラ3Dプリントの基礎と活用事例について”

 宮城県産業技術総合センターでは,これまで,安定した造形が難しいとされてきたエンプラの3Dプリントを実現したFDM方式3Dプリンター「FUNMAT HTINTAMSYS社)」を導入し,企業の皆様にご活用頂いております。本セミナーはエンプラ3Dプリントの基礎を理解し,業務に有効活用するためのヒントをつかんで頂ける内容となっております。

オンライン・デザインセミナー「“これからニーズ”で商品企画」

 ユーザー自身も気づいていない「これからの日常生活でもとめられる潜在的なニーズ(=これからニーズ)」を探し,商品企画に活用するテクニックを学ぶオンラインセミナーです。
 農業・水産・畜産・製菓などなど,食に関連する商品企画の基礎を身につけたい方々におすすめのセミナーです。WEB会議システムZOOMとWEBホワイトボードmiroを使用して進行します。

みやぎ知財セミナー

テレワーク等の情報漏洩リスクと営業秘密管理の実践的な対策について

 今年発生している新型コロナウイルス感染症の広がりを受け、オンライン会議・オンラインセミナー・テレワークなどインターネットを活用したオンラインでの活動が進められています。
 これらの活動では、サイバー攻撃による情報漏洩事故が報告されるなど、新しい情報管理上のリスクが顕在化しています。
 そこで、知的財産に関する情報や個人情報などの営業秘密の管理の視点から、インターネットを活用したオンライン活動の抱えるリスクや対策についてのセミナーを開催致します。

ネーミングを通して学ぶ商標制度のイロハ 〜事例で考える参加型セミナー〜

 お客様に商品の価値を効果的に伝えるためには、どのような名前を付けるか(ネーミング)は重要な要素です。その名前を守るには、商標制度を理解し活用することが効果的です。そこで、昨年度にご好評を頂いた本セミナーを、今回はオンラインで開催致します。
 本セミナーは、仮想事例を用いて、グループワークでネーミング・商品名を考えていただき、商標検索を体験してもらうことにより、良い商標とは何かについて考え、商標の基礎事項の習得を目標に開催致します。

自動車関連産業向けセミナー

「東北に根差したクルマづくり」セミナー

 『東北から世界へ 魅力ある “コンパクトモビリティ“ をもっと早くお客様へ』
 震災後,東北復興の一助となるべく,2012年に宮城で会社発足したトヨタ自動車東日本。
 地域に密接したクルマづくり,ものづくりの取り組み,今後についてご紹介します。

「自動車用品の商品企画」セミナー

 最近、自動車のハイブリット車や電気自動車への移行が話題になっていますが,自動車を構成する部品や用品に関して求められる性能や機能及び要件も今後は大きく変わるものと思われます。
 時代とニーズの変化に対応した用品をどのように企画し開発していくのか,(株)デンソーで長年,自動車用品の商品企画開発に携わっている方を講師にお招きし,商品企画の実際とその成功・失敗についてお話しいただきます。

次世代自動車セミナー「トヨタセンチュリー 技術継承と進化」

 次世代自動車(EV等)や運転支援技術が急速に普及拡大しています。そのなかでトヨタでは2018年に50年以上の伝統のあるセンチュリーを21年ぶりにフルモデルチェンジしました。
 そのセンチュリーでは現在どのような技術が使われているのか,元トヨタ自動車東日本 センチュリー開発チーフスタッフをお招きし,21年ぶりのフルモデルチェンジに注がれた技術を紹介します。

〜SWOT分析から自社技術・商品の戦略を考える〜 自動車産業向け技術・商品検討セミナー

 自動車産業において新規取引・取引拡大・失注防止を進めるためには,QCD向上に資する新技術・新商品を創意工夫により生み出し,積極的に売り込む「提案活動」がとても重要です。
 そこで,訴求性の高い提案力を養成することを目的に,事業の成功要因に導き出し戦略の策定に有用なSWOT分析を学ぶセミナーを開催します。セミナーでは,先ず例題でSWOT分析の進め方を理解していただき,続いて自社技術・商品をテーマに分析し,今後の戦略を考えていただく内容です。

お問い合わせ

宮城県産業技術総合センター 企画・事業推進部 基盤技術高度化支援班
TEL:022-377-8700
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E-mail: soudan-itim@pref.miyagi.lg.jp