R5年度「パラメトリックデザイン研修」

本研修では、3次元CADソフト「Rhinoceros（ライノセラス）」のグラフィカル・アルゴリズム・エディターである「Grasshopper（グラスホッパー）」を用いたパラメトリックデザインの考え方を実習形式で学びます。Grasshopperは、文字によるプログラミングを必要とせず、視覚的にわかりやすい操作インタフェースで形状生成が可能です。
研修で習得した内容は、3Dプリンタによる製品製造やシミュレーションなど幅広く活用できます。設計担当者は勿論、これから3次元CADやパラメトリックデザインの導入を検討している方にもお勧めの内容です。皆様の受講をお待ちしております。

本研修で学ぶ「パラメトリックデザイン」とは？

「パラメトリックデザイン」とは、デザイン要素を数値やパラメータに基づいて調整し、柔軟性と効率を向上させる手法です。例えば、形状の寸法、曲率、色などのパラメータを設定し、それぞれを結び付けて連動させることで、多様なデザインのバリエーションを効果的に検討できます。トポロジー最適化やラティス（3次元的格子）構造設計などとも関連性が高く、製品性能とデザイン性を両立させる形状を作り出すことができます。

Rhinocerosプラグイン「Grasshopper」とは？

「Grasshopper」は視覚的なプログラミング環境なので、コーディングの知識が無くても、コンポーネント同士をワイヤーで結ぶことでデザインプロセスを制御できます。コンポーネントは様々な機能や操作を表し、これらを組み合わせて複雑なアルゴリズムを構築できます。設計変更が生じた際も、パラメータを変更するだけで、デザイン全体を効率的に修正できます。これにより、様々なパターンの形状生成を直感的でスピーディーに試すことが容易になります。

こんな方々にお勧めの研修です

・デザイン変更に柔軟に対応できるプログラミング環境で設計をおこないたい方
・試作設計において異なる形状の比較をスピーディーにおこないたい方
・リアルタイムでデザインの変更をプレビューしながら設計をおこないたい方
・コードを書かずに直感的な操作手法で3次元設計をしてみたい方
・3次元CADソフト「Rhinoceros」による設計手法の基礎を学びたい方

プログラム

日時：2024年1月16日(火) 10:00～17:00 ※9:30～受付開始／昼休憩1時間あり
2024年1月17日(水) 10:00～17:00 ※9:30～受付開始／昼休憩1時間あり
会場：宮城県産業技術総合センター

スケジュール

1日目
・Rhinocerosの概要
・Rhinocerosの基本操作
・簡単レンダリング
・パラメトリックデザインとは
・Grasshopperの概要
・Grasshopperでの基本モデリング
・Grasshopperでのオブジェクト、関数、変数、メソッド解説

2日目
・Grasshopperによる応用モデリング
・Grasshopperを使用した作例の実践

研修講師

• 受講が決定した場合、受講決定通知書及び納入通知書を送付します。
• 受講決定後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
• 上記条件をご理解の上、お申し込みください。

受講料の納付方法について

受講決定時に送付する納入通知書により、金融機関窓口で納期限までにお支払いください。
取扱金融機関：七十七銀行・仙台銀行・みずほ銀行・三菱UFJ 銀行・三井住友銀行 ほか
詳しくは県ホームページからご確認頂けます。　https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kaikei/siteikin.html
金融機関窓口以外でのお支払いはお受けできませんので御了承ください。

こちらから受講申込書をダウンロードし，必要事項を記入した上で，下記までメールまたはFAXにてお申込ください。
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お問い合わせ

宮城県産業技術総合センター　企画・事業推進部　商品開発支援班
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