食品の香気分析・香り評価に関する技術調査

当センターでは香りに関する技術支援にガスクロマトグラフ質量分析装置(GCMS),ヘッドスペースガスクロマトグラフ(HSGC)等のガスクロマトグラフを活用している。GCMSでは,固相マイクロ抽出法(SPME法)を主に用いているが,特性の異なるSPMEファイバーの香気成分吸着能を比較し,分析目的ごとに適切なファイバーを選択するための知見を得た。HSGCにおいては多検体を迅速に分析したいというニーズに対して適切なカラム内径や長さを検討した結果,炭化水素混合試薬(C6~C16)の分析時間を20分程度に短縮することができ,分離能およびピーク形状の改善ができた。

耐熱合金の精密加工技術開発

耐熱合金の切削加工における最適な油剤の選定を目的として,工具先端の観察と抵抗力の測定を行った。被削材を超音波で加振することによる効果は薄く,その原因の1つとして被削材と加振テーブルの固定が不十分であることが示唆された。エマルジョン状の切削油剤を複数用意して抵抗力を比較したところ,工具の刃数とねじれ角が変わると油剤の効果が変化したため,工具形状によって最適な油剤は異なることが分かった。また油剤の分散状態や粘度が潤滑性能に影響を及ぼしている可能性が見出された。