加工用調味料の高品質化のための調査

更新日: 2022年3月17日
 

 味噌,醤油は日本の伝統的な調味料であるが,食の多様化や食生活の変化により出荷量は減少傾向にある。その中で,一般家庭では外食・中食の利用が増え,味噌,醤油そのものではなく総菜,たれ,スープ等の加工品で味噌,醤油が利用される機会が増えている。そこで,本課題では,総菜,たれ,スープ等の加工品で利用される調味料,特に味噌について,重視する特性(味・香り・色等)と現状を把握するため,県内味噌醤油メーカーと味噌を利用する食品メーカーに調査を行った。その結果,加工用として特別重視する特性は見いだせなかったものの,味噌を利用するための課題が明らかとなり,また,一部の食品では製品の付加価値を高めるため「仙台味噌」を利用していることがわかった。