平成21年度公設工業試験研究所の設備拡充補助事業について(2)

更新日: 2021年9月2日
 

3次元モデル設計システム

  1. 事業の概要
    競輪の収益を財源とした(財)JKA(現:公益財団法人JKA)の平成21年度「公設工業試験研究所の設備拡充補助事業」により設備の拡充をおこないました。
  2. 補助事業の概要宮城県内の中小機械製造業は,グローバルな競争環境下に置かれており,急速な技術革新や顧客の多様化に対応するためには,製品開発・製造プロセスの改革によるコストダウンは避けて通れない課題となっております。特に最近では,自動車・高度電子・機械関連産業分野を中心に,3次元ものづくりのデジタルネットワーク化が急速に進み,設計/解析/加工/検査/試作全てのプロセスにおいて,3次元データを活用した製品開発期間短縮に対応していくことが必要不可欠となってきています。
    そこで,宮城県では,宮城県産業技術総合センター(以下,宮産技セ)に,3次元ものづくりの基盤となる「3次元モデル設計システム」を導入し,設計から生産革新まで実行できる高度な人材育成事業,技術支援事業を実施し。県内中小製造業の生産技術力向上および新製品開発支援に努めるものであります。
  3. 予想される事業実施効果製品の品質確保のための人材育成,技術支援が拡充され,企業の製品開発コスト低減が実現し機械装置類の開発が大いに促進されることが予想されます。
  4. 本事業により導入した設備3次元モデル設計システム
    設置場所  【宮城県産業技術総合センター】
    コンピューターによる3次元設計を行う装置。
    複数のライセンスを導入し主に人材育成事業に使用。
  5. 機器概要
    • 3次元モデル設計システム
    • ハードウェアHP xw4600/CT Workstation
      24インチ液晶モニター
    • ソフトウェアDassault Systems社製「CATIA V5」6ライセンス
      SiemensPLMSoftware社製「NX I-DEAS6」1ライセンス
      3次元モデル設計システム
    • 機器の特徴
      • Dassault Systems社製「CATIA V5」自動車産業等(トヨタ系列)で使用頻度の高いハイエンド3次元CAD
      • SiemensPLMSoftware社製「NX I-DEAS6」自動車産業等(日産系列)で使用頻度の高いハイエンド3次元CAD
  6. 御相談先
    お問合せ先担当者
    企画・事業推進部 商品開発支援班
    TEL: 022-377-8700
    FAX: 022-377-8712
    E-Mail: soudan-itim@pref.miyagi.lg.jp