放射光の特性を生かした三次元物性イメージングの研究

更新日: 2026年8月18日
 

 放射光の特性を活用した非破壊三次元観察技術の県内製造業への応用可能性を検討した。本年度は、すずめっき銅線を対象として、ナノテラスBL09WにおけるX線CT測定を実施し、すず浴中で生じる銅食われの観察を試みた。その結果、高解像度かつ高コントラストな断層像が得られ、銅線がすずにより侵食される様子を可視化できた。また、放射光X線CTの活用支援に向けた前処理・スクリーニング技術として、超高エネルギーX線CTによる大型金属製品の非破壊内部観察について調査した。一体型自動車部品であるトランスアクスルを対象とした測定では、通常のラボX線CTでは観察が困難な大型金属部品の内部構造を確認でき、放射光実験に先立つ測定部位の絞り込みや相補的評価に有用であることが示された。

【放射光施設利用促進事業 令和7年度】/ 技術シーズ(令和7年度終了課題)

関連情報

産業技術総合センターの技術シーズを活用した技術支援を受け付けています。ご興味がありましたら相談受付フォームよりご相談ください。

お問い合わせ

宮城県産業技術総合センター 企画・事業推進部 企画・知財班
 TEL:022-377-8700
 相談受付フォーム