2025年7月18日(金)、東北大学 金属材料研究所2号館 1階 講堂を会場に、R7年度「第1回宮城AM研究会」を開催しました。本研究会では、2つの講演に加えて、研究会会員によるAM関連技術に関するエレベーターピッチと技術展示が行われました。
講演(1)「AMとPREP粉末で鍛造材を超える」では、宮城AM研究会スーパーバイザーの千葉晶彦特任教授(東北大学未来科学技術共同研究センター)より、AM分野での活用が期待されるPREP粉末の特性について、従来工法で作れられたものとの組織の比較や、シミュレーション技術による凝固過程の解析など、様々な視点で解説頂きました。
※PREP粉末に関する千葉先生の解説(ダイジェスト版)をYouTubeでご覧頂けます。

講演の二つ目は、将来宇宙輸送システム(株) 研究開発部 AM技術推進Gr.の飯島 直純氏より、「AMが切り開く宇宙輸送の未来」と題して、同社の将来ビジョンと、ロケットエンジンの開発にAMを活用している事例について解説いただきました。
従来工法に加えて、AM技術を積極的に活用することで、高機能部品を製造できるだけでなく、開発スピードも格段に速くなっているとのことです。しかし、その一方で、AMで製造した部品の「品質管理」に課題があり、「プロセス管理」の手法で解決を目指しているということもお話ししていただきました。


研究会の後半では、会員によるAM関連技術に関するエレベーターピッチと技術展示が行われました。ソフトウェア、材料、後加工技術などの紹介に加え、みやぎデジタルエンジニアリングセンターからは「界面観察」に関する技術情報も提供されました。
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次回の研究会は2025年の11月頃を予定しています。宮城AM研究会の会員やMDE(みやぎデジタルエンジニアリングセンター)メンバーズの方々には、メールで次回研究会のご案内を差し上げます。会員登録がお済みで無い方は、是非下記より登録(無料)よろしくお願いします。
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