更新日: 2025年7月17日
当センターで使用するガスクロマトグラフ質量分析装置(GC-MS)は、におい嗅ぎ装置(スニファー)を備え、においを嗅ぎながらの分析が可能である。しかし、装置に導入された試料はMSとスニファーに分岐するため、試料濃度が低下する。そこで、微量成分の検出を目的にスニファーを外した装置構成での測定を行った。その結果、香気成分混合試料では加熱脱着法(TD法)、固相マイクロ抽出法(SPME法)、ヘッドスペース法(HS法)にてトータルイオンカレント(TIC)強度が増加し微量成分検出の可能性が示唆された。一方、食品のセリとイチゴでは、HS法ではピークが検出されず、スニファーを外した場合も、香気成分の濃縮が必要であった。
【先端技術等調査研究事業 令和6年度】/ 技術シーズ(令和6年度終了課題)
研究報告はこちらから
関連情報
産業技術総合センターの技術シーズを活用した技術支援を受け付けています。ご興味がありましたら相談受付フォームよりご相談ください。
お問い合わせ
宮城県産業技術総合センター 企画・事業推進部 企画・知財班
TEL:022-377-8700
相談受付フォーム