みやぎアップグレードリサイクル推進事業

更新日: 2025年7月17日
 

 宮城県の豊かな環境の適切な保全と経済の両立を図る持続的な循環型社会形成を目指し、それ自体が石油資源節約素材であるバイオマス材料を複合化した樹脂材料のリサイクルシステムを検討するため、宮城県が企業と共同開発した澱粉系樹脂複合材料を取り上げ、リサイクル性の検証を行った。

 この取組を行うため、有識者や企業、地方自治体などと連携した「みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム」を令和3年度に設立し、各機関と連携してリサイクル性の検証を行うため社会実験を行った。

 今回は、澱粉系樹脂複合材料で作製した容器を実際のイベントで使用し、その容器を回収、洗浄、粉砕、再生実験を行った。この再生材料について、物性値の変化を調べた結果、熱履歴なしのもの(未使用品)と比較して引張強さに大きな変化はないことを確認した。リサイクルによる再利用の可能性があることが分かり、最終的に再生バイオマス複合プラスチックを原料とするキーホルダーを制作し、イベントやSDGs出前授業などで配布し、これらの活動について広報活動を行った。

【県単独試験研究 令和5年度~令和6年度】/ 技術シーズ(令和6年度終了課題)

研究報告(PDF)はこちらから

取組内容を1分程度で紹介します。

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