更新日: 2023年2月17日
県内食品企業による次世代放射光施設の利用に向け，放射光測定の有効性・可能性を確認するための情報提供を目指し，汎用実験機器のマイクロフォーカスX線CTで食品の測定を行った。水分の少ない乾燥食品では内部構造や配向構造の観察が可能であったが，水分の多い食品の構造観察は困難だった。そこで金属イオンによるタンパク質染色を試した結果，コントラストが強くなり内部構造の観察がある程度可能となることがわかった。マイクロフォーカスX線CTによる測定は，放射光による食品の測定に向けた検討に活用可能であることが示された。
【先端技術等調査研究事業 令和３年度】
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