更新日: 2022年3月4日
3次元画像計測及びデータ活用事例について
自動車や高度電子機械産業において重要な「樹脂成型,プレス,鋳造・鍛造・ダイカスト製品」の形状検査や評価に活用できるほか,CADデータの生成も可能です。
評価 | 項目 | 評価内容 | 装置・ソフトウェア |
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3次元画像計測 | 持ち運び可能な測定物 | 据え置き型の測定機 | 非接触画像光学式3次元デジタイザComet5 |
持ち運びが難しい測定物 | ハンディタイプの測定機 (重量物,金型,生産設備等) |
ポータブル3DデジタイザHandyScan700 | |
3次元画像計測データの活用※ | 形状検査・評価 | 設計3次元CADデータ又は現物同士のカラーマップ比較検査 | 検査ソフトウェアspGauge (形状不具合解析) |
CADデータ生成 (リバースエンジニアリング) |
部分CAD生成 オートサーフェース生成 ソリッドデータ生成 自動不具合修正 |
CAD生成ソフトウェアspScan Geomagic 変換・修正ソフトウェアspGate |
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3次元画像処理・解析 | 既存ソフトでは対応できない特殊処理 (3次元画像計測データから2次元画像生成計算など) |
アルゴリズムシミュレータ Matlab/Simulink 他 |
※他にも,超精密非接触三次元形状評価装置,ワンショット測定顕微鏡,X線CTなどのデータの活用も可能。
3次元デジタイザ
- プロジェクターからパターン光を投影し,カメラで読み取り,3次元形状を測定する技術
- 3次元デジタルエンジニアリング技術「CAT(Computer Aided Testing):検査」
![]() 3次元デジタイザ外観(Comet5) | ![]() 測定例(Comet5) |
![]() ポータブル3Dデジタイザの外観(HandyScan700) | ![]() 測定例(HandyScan700) |
自由曲面形状の多い製品の計測
ノギスなどでは計測しにくい,自由曲面形状のある製品の形状測定が可能です。
- 同一製品の形状の比較検査
- 形状データのデジタル保管
設計3次元CADデータとの比較検査
作製した現物の形状を測定し,3次元CADデータとの比較を行うことで,製作物が設計どおりに出来ているか確認することができます。
- 品質管理の高度化
- 設計へのフィードバック
![]() ギアカバー(樹脂切削) | ![]() ベーゴマ(鋳物) |
CADデータ生成(リバースエンジニアリング)
既存のものの形状を測定し,デジタルデータ化することができます。
- 既存製品を基にした新たな製品の設計や提案
- 破損したものの修復や複製
![]() 自動車フロントバンパー(大型樹脂成型) | ![]() 自動車ドアミラー(樹脂成型) |