食品の香気分析・香り評価に関する技術調査

更新日: 2022年5月9日
 

 少子高齢化社会が社会に及ぼす影響は先進国が抱える大きな共通問題の一つとされている。日本では,この 当センターでは香りに関する技術支援にガスクロマトグラフ質量分析装置(GCMS),ヘッドスペースガスクロマトグラフ(HSGC)等のガスクロマトグラフを活用している。GCMSでは,固相マイクロ抽出法(SPME法)を主に用いているが,特性の異なるSPMEファイバーの香気成分吸着能を比較し,分析目的ごとに適切なファイバーを選択するための知見を得た。HSGCにおいては多検体を迅速に分析したいというニーズに対して適切なカラム内径や長さを検討した結果,炭化水素混合試薬(C6~C16)の分析時間を20分程度に短縮することができた。