更新日: 2022年3月30日
概要
宮城県産業技術総合センターでは,県内企業のIoT・AIの活用促進を目的として,「IoT・AIデモシステム」を展示中です。
IoT・AI導入における課題の一つとして,「導入のイメージが湧かない」という点が挙げられています。実際に動作するデモシステムでぜひ,IoT・AIをご体験ください。導入のイメージを持ちやすくなります。
- 設置場所:宮城県産業技術総合センター エントランス
- 設置期間:2021年11月29日~
- 設置デモシステム

1.IoT体験キット(当センター開発の超低消費電力IoT)
○特徴
- 個人でも入手可能な、安価な市販のデバイスを使用しています。
- 30μWからの平均消費電力で動作します。(100秒に1回のデータ送信時)
- センサの操作をマイコンが行うため、無線デバイスの変更が容易です。
- 軽量/コンパクト/堅牢なので、幅広い用途に活用可能です。
○測定可能な項目(全項目同時に測定可能)
- 3軸加速度 <±16G ,数10Hz~1000Hzの連続的な振動の振幅
- 温度 半導体センサ、熱電対センサ
- その他 湿度、気圧、電源電圧、任意電圧、抵抗値
以下をお考えの企業の方は、是非ご検討ください。
- 超低消費電力な無線センサシステムを低コストで構築したい
- エネルギーハーベスティングにより得られる電力を活用したい

2.IoT導入デモシステム(Raspberry-Pi(Tibbo-Pi),Node-RED)
県内ものづくり企業でのIoT活用を促進するために、“プログラムレス”のツールを用いて、実際に動作しIoT活用をイメージすることができる「IoTデモシステム」を構築しました。
IoT導入の検討が短時間で可能です。IoTの活用に興味のある企業様は、是非ご相談ください。
○機能
- 温度・照度に異常があった場合、メール・LINEで通知
- クランプ式電流センサで装置の稼働状況把握
- 当センター開発の「IoT体験キット」との接続にも対応(多点計測に拡張可能)
○特徴
- ソフトウェアはプログラムレスにて構築
- →ビジュアルプログラミングツール「Node-RED(ノードレッド)」を活用
- ・ハードウェアは回路作成・ハンダ付け等は行わずに構築
- →県内IT企業が開発した「Tibbo-Pi(ティーボパイ)」を活用

3.AI外観画像検査デモシステム(Python,Neural Network Console)
県内ものづくり企業でのAI画像処理を活用した目視検査の自動化を促進するために、“無料”・“プログラムレス”のツールを用いて、実際に動作しAI活用をイメージすることができる「AI外観画像検査デモシステム」を構築しました。
外観検査へのAI画像処理の活用に興味のある企業様は、是非ご相談ください。
○機能
- カメラと照明を用いて撮影した検査対象物をAI画像処理でOK/NG判別
- 判定結果は画面に表示するとともに、パトライト・マイコンボードの外部にも出力
○特徴
- 外観検査に利用頻度の高い3つのAI手法を実装
- AI学習には、”無料”・”プログラムレス”の「Neural Network Console」を使用
- デモシステム構築(AI推論)には、Pythonを使用
○実装したAI手法
- 「画像分類」(Image Classification)
- 「異常検知」(Anomaly Detection)
- 「欠陥検出」(Segmentation)

問い合せ先
〒981-3206 仙台市泉区明通2丁目2番地 宮城県産業技術総合センター 機械電子情報技術部 情報技術開発班 TEL:022-377-8700 FAX:022-377-8712 電子メール:mest@mit.pref.miyagi.jp (スパムメール防止のため,アットマーク(@)を全角にしております。 半角(@)に書き換えてご使用ください。)